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木葉猿窯元(熊本県玉東町)

          玉東

玉東町と言うよりも熊本県を代表する郷土玩具とも言える木葉猿。明治時代には10軒ほどあった窯元も一時はこちら木葉猿窯元の永田家1軒まで減少してしまいましたが、現在はかつて制作していた方のお孫さんが窯を復興させ2軒で作られています。


       

       
          玉東

木葉猿の始まりは今から1300年前の養老7年に都よりこの地へ逃れてきた4人の者それぞれの枕元に正月老人が立ち「奈良春日明神をこの地に祀り木葉山の土で祭器を作るように」というお告げがあったのが始まり。祭器を作った際に余った土を棄てるとその土が猿に化けどこかへ飛び去り、その後4人の枕元に巨人が現れ「木葉の土で猿を作れば幸せになれる」とのお告げを受けたために祭器とともに猿の人形も作るようになったそうです。街道沿いにあるために古くより木葉猿の名は全国に知られており千利休の所持していた茶入れのひとつに猿に似た形のものには木葉猿茶入の異名を持っていたものがあったと伝わり、参勤交代途中の大名家が他家への土産としても利用されていました。

また大正時代までは木葉宇都宮神社(春日神社)の神職も木葉猿を作っており、宮司家に伝わる型などから現在は手捻りで作られている木葉猿も古くは型で作られていたことが分かります。   

          玉東

木葉猿窯元の永田家は現在7代目ご夫婦と8代目となる娘さんが制作されておられます。木葉猿で一番有名なのがJR木葉駅にも飾られている見ざる・聞かざる・言わざるですが、それ以外にも子孫繁栄の意味を持つ原始猿(男性器がモロ)や飯喰い猿(食べるものに困らない)・馬乗り猿などがあり、それ以外にも干支の人形や泥面子(面子の原型)などを制作されておられます。

          玉東

最近では伝統的な木葉猿のほかにくまモンとのコラボ商品なども手がけており、またBEAMSともコラボし見ざる・言わざる・聞かざるの形をしたくまモンを作ったりもしています。くまモンとのコラボ木葉猿は注文が多いそうで現在は納期まで1ヶ月程待ちだそうですが東京銀座の熊本県物産館などでも取り扱いがあるようなのでご興味がある方は一度問い合わせてみてはいかがでしょうか.

          玉東

くまモン&木葉猿(3800円)。くまモンが豆サイズの見ざる・言わざる・聞かざるを抱いている形です。なおBEAMSとのコラボくまモンはBEAMSが別注をかけた製品で窯元では販売されていませんのでご注意を。


【住所】
熊本県玉名郡玉東町木葉60

              


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Author:けん
戦国武将にまつわる史跡と味のある建築探訪をテーマに暇を見つけては各地を彷徨っている40代前半の会社員(オッサン)です。ノスタルジックなもの・ローカル色強いものを好む習性があります。 


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