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光林寺 岸田伯耆守忠氏の墓(岩手県花巻市)

          花巻

弘安3(1280)年に寺林城主河野通重の嫡男通次によって創建された時宗の寺院で寺林城跡に寺があります。河野氏は伊予守護となる河野氏一族で通次が京の六波羅探題勤務の折に父とは従兄弟の間柄になる時宗開祖一遍上人に深く帰依します(通次の父通重は河野通信の嫡男良俊の次男、一遍は通信の三男通広の次男)。通信は後に承久の乱で後鳥羽上皇に与したために奥州へ配流となりこの地で亡くなっているため後に2人は奥州へ下り通信の霊を慰めた後に一遍とは従兄弟の間柄になる通重と対面、通重も一遍に深く帰依するようになり寺領2千町歩を寄進、弘安4(1281)年の寺の一遍による落慶法要の際に西の林が光り輝いたことから寺の名前が光林寺となったと伝わります。

         花巻

本堂



         花巻

岸田忠氏の墓
伯耆守 筒井家を経て豊臣家に仕え大和岸田1万石。関ヶ原の戦いでは西軍に属し関ヶ原本戦にも参戦するも敗北し戦後改易され南部家に身柄を預けられ石鳥谷付近に居を構えます。同じく配流された息子の右近は釈免後に南部家に仕えますが嗣子なく断絶しています。墓は右近が建てたもので光林寺には忠氏所用だった茶壺が寺宝として現存しています。


          花巻

稗貫太郎俊行の墓
稗貫氏の出自には諸説ありますが光林寺の寺伝では稗貫太郎は河野通重の孫となっていますので、彼の代の頃から河野氏は稗貫氏を名乗ったということになりそうです。

          花巻

今も寺を遠くから見ると城館時代の名残が少なからず感じられます。




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Author:けん
戦国武将にまつわる史跡と味のある建築探訪をテーマに暇を見つけては各地を彷徨っている40代前半の会社員(オッサン)です。ノスタルジックなもの・ローカル色強いものを好む習性があります。 


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