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福久屋石黒傳六商店(石川県金沢市)

         金沢

                 金沢

福久屋石黒傳六商店は現当主で20代目という老舗薬種商で、加賀藩主田綱紀の御典医堀部養淑より烏犀圓・紫雪・耆婆萬病圓という門外不出の三薬の調合を伝授されその製造器具を与えられ、三味薬を調合販売することが許されています。

現在の建物は嘉永5(1852)年に建てられたもので金沢市指定保存建造物となっています。また右隣の石黒ファーマシービルは昭和2年に小売部門として建てられた地上4階・地下1階RC造りのビルで設計は武田五一が担当しています。1階に入っていた某コンビニは閉店していました(なぜか石黒ビルを写真撮影してなかった)

間口はもと13間で左側7間が2階建て、右側6間が平屋の町家でしたが、大正15年家の右側に西洋館を建てるときに右側3間が削られ現在は間口10間です。表構えは低2階建てで大屋根は腕木構造、2階壁面は白漆喰塗で塗りごめ虫籠窓になっており袖壁が付いています。

古い部分は吹き抜けのある通り庭部分と奥の仏間と座敷です。通り庭には今も古い竈・井戸・流しが残されています。座敷は長押を入れない簡素な造りですが数寄屋の手法を取り入れ、洗練された味わいをもっています。

明治期の写真を見ると、1階は通り庭の半分の1間の大戸と店5間の蔀戸は開放され、間口全体に下がりがつけられ、その下にのれんが掛けられていました。右側6間は、屋根は1段低く平屋となり、大正末期に西洋館になった部分も含め、6間にわたって簀虫籠でした。

石黒家は改造は多いものの建築年代のはっきりした大型の由緒ある名家であり、古い時代の良質な商家の竈・井戸・流しがそのまま残されているのは金沢で唯一と言ってもよく、高い価値があります。
(金沢市ホームページより)

【住所】
金沢市尾張町1丁目10番8号

            

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Author:けん
戦国武将にまつわる史跡と味のある建築探訪をテーマに暇を見つけては各地を彷徨っている40代前半の会社員(オッサン)です。ノスタルジックなもの・ローカル色強いものを好む習性があります。 


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