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湖月堂(北九州市小倉北区)

          小倉

福岡県内では栗饅頭で有名な和菓子屋さんである湖月堂。明治28年創業の老舗ですが門司には近代的な工場があり、福岡県内の各ショッピングモールなどにもかなり手広く出店されておられる和菓子屋さんです。このお店に小倉に江戸時代から伝わる伝統あるお菓子が存在しています。

          小倉

そのお菓子の名は鶴の子。小倉藩御留菓子であった鶴の子は明治維新とともに製法が公開され小倉城下の複数のお店が作り始め戦後も2軒のお店が製造していたそうです。そのうちの一軒が江戸時代は小倉藩御用菓子司だった福田屋というお店で湖月堂の初代はこの福田屋で明治時代に修行経験があり鶴の子の製法も学んでいたそうですが福田屋への配慮もあって「鶴の子はうちでは作ってはいけない」と後世に伝えていたそうです。しかし福田屋が昭和52年に廃業し旧藩主小笠原家や地元の要望も強く福田屋当主の許可を得て作り始めたんだとか。

         小倉

福岡市内の鶴の子は卵白使用ですが(鶏卵素麺を作った際に残った卵白で作り始めたという説も)、小倉の鶴の子は鶴の卵を模したであろう落雁菓子です。

           

          小倉

戦後も鶴の子を製造していたもう一軒のお店である久志記(くしき)は明治元年創業のお茶屋さんで、“シュガーロード”の異名を持つ長崎街道の始発点常盤橋の袂にお店がありましたが残念ながら2007年に廃業しています。

          小倉

実は閉店直前の2007年7月に私は久志記を訪れているのですがご覧の通りすでに店仕舞いの準備中でシャッターなどは降りており、残念ながらすでに鶴の子は作ってはいませんでした。


          小倉

淡雪
辛うじてまだ作っていた淡雪。これも大正時代に皇太子(後の昭和天皇)に献上したという歴史あるお菓子でしたが、お店の廃業とともにこのお菓子もまた姿を消しています。


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けん

Author:けん
戦国武将にまつわる史跡と味のある建築探訪をテーマに暇を見つけては各地を彷徨っている40代前半の会社員(オッサン)です。ノスタルジックなもの・ローカル色強いものを好む習性があります。 


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