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白雲桜の碑(兵庫県明石市)

          明石

前回も紹介した明石の歓楽街桜町に立ち並ぶ飲み屋街の一角に白雲社という小さなお社があります。この場所に桜町の地名の由来である白雲桜がありました(厳密には現在5代目の木があります)。白雲桜は柿本人麻呂の「しら雲の色の千種に見ゑつるは このもかのものさくらなりけり」から名付けられたとされます。

桜町界隈は江戸時代は武家屋敷が立ち並んだ区画で、そのうちの一軒五十嵐三右衛門邸の垂絲桜が春になると見事な花を咲かせたそうです。明石藩主松平直明が「幾千枝の柳の兄や絲さくら」という句を詠んでいますが、この絲桜は五十嵐邸の桜を詠んだものだと伝わっています。


         明石


             明石

白雲桜の碑
明治時代にこの界隈の開発工事を請け負った魚住又市郎氏が建立したもので、撰文は旧明石藩儒者であった橋本海関(画家橋本関雪の父)によるもの。この碑も阪神・淡路大震災で倒壊しましたが建て直されています。

          明石

この地には「桜町の桜の親子キツネの恩返し」という昔話が伝わっています。母狐が子狐のために武家屋敷の奥方の化けて毎晩明石城下の粗末なうどん屋にうどんを一玉買いに通いますが正体が露見、うどん屋は懲らしめに親子キツネの元へ行きますが病で息も絶え絶えな母狐と子狐の姿を見て哀れんだうどん屋は懲らしめることなく逆にうどんや油揚げを親子キツネの元に毎日届けるようになります。その後明石に大きな台風が来襲し多くの建物に大きな被害が出るも一番ボロボロだったうどん屋は何ともなく商売も繁盛したというキツネの恩返しのお話です。その狐の棲家もこの付近とされており、この祠はその狐親子を祀っているのかも知れません。


              

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けん

Author:けん
戦国武将にまつわる史跡と味のある建築探訪をテーマに暇を見つけては各地を彷徨っている40代前半の会社員(オッサン)です。ノスタルジックなもの・ローカル色強いものを好む習性があります。 


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