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大丸心斎橋店(大阪市中央区)

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昨日、今月(厳密に言うと12月30日)で営業を終え建て替えられる事が決定している大丸心斎橋店本館を見納めに訪れてきました。大丸は享保2(1717)年呉服商として京都で創業した老舗百貨店で、商都大阪の地には享保11(1726)年に出店を果たしています。




現在の心斎橋店の建物は大正9(1920)年に火災により焼失した店舗再建のため大正11(1922)年より昭和8(1933)年に掛けての3期に渡っての大規模工事で、設計はW・M・ヴォーリズが担当した花崗岩・スクラッチタイル・テラコッタを使い分けた3層構成のネオゴシック調アール・デコ様式の重厚な建物は国内にある百貨店建築の最高傑作という高い評価を受けてきました


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御堂筋側中央玄関上部の幾何学模様。

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御堂筋側中央玄関の扉には『おす』 当然現在も自動ではなく手でドアを押して出入りします、


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大丸の象徴ともいえるピーコック(孔雀)は心斎橋側中央玄関上部に掲げられているテラコッタ製。


店内は撮影会に当選した人以外は撮影禁止ですので、以下は心斎橋店で販売されているポストカードです。本館1階受付で販売されていますが何の案内もされていないのでその存在を知らない人も多いのではないでしょうか(私もネットでその存在を知りました)。建物の外壁などは一応残される方向ですが店内は大幅に変わる可能性が高そうな感じでエレベーターホールや階段などの素晴らしい装飾がどれほど残されるのか、もしかすると建て替えられ後はガラリと変わってしまう可能性も十分あるかと思いますので記念に購入されてもよいかと思います。



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ネット上では色々な意見が飛び交っていますが企業の所有物でもありますのでこのブログでは私情は差し挟まないでおきます。ただひとつだけ言うとしたら国重要文化財である日本橋高島屋の建物と同等、いや文化財的価値で言えば私は上だと感じています。それぐらい素晴らしい建物です。それがまもなく「でした」と過去形になる日がやってきます。大丸もヴォーリズ建築を前面に出してきたわけで新店舗も可能な限り現在の建物の持つ雰囲気は守って欲しいと願うばかりです。
              

             

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Author:けん
戦国武将にまつわる史跡と味のある建築探訪をテーマに暇を見つけては各地を彷徨っている40代前半の会社員(オッサン)です。ノスタルジックなもの・ローカル色強いものを好む習性があります。 


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