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松井神社(熊本県八代市)

          八代

松井神社は明治14年に肥後藩筆頭家老で代々八代城主を務めた松井家の初代松井佐渡守康之と2代興長(宮本武蔵に出てくる長岡佐渡)を祀っている神社で、松井家の旧臣たちによって松井家の居館跡に建てられました。八代城跡や麦島城跡などと一括で松井神社の社域も国の史跡指定を受けています。

元々この場所は加藤清正の統治時代に八代城代加藤正方が母親の隠居所を建てたことに始まり、加藤家改易後に細川家が小倉より国替えで熊本に入ると隠居の細川三斎(忠興)が八代を隠居地としこの場所に邸宅を構えることになります。八代は薩摩の島津家との国境に近いことから戦国時代の生き残りで合戦経験も豊富な武将である三斎をこの地に据え睨みを利かせる意味合いもあったと思われます。三斎が亡くなるとこの場所で荼毘に付され代わりに筆頭家老の松井家が三斎を邸宅を継承する形で明治へと至っています。

          八代

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松井神社の茶庭
加藤正方の母の隠居所に作られた枯山水式庭園に利休七哲にも数えられる高名な茶人でもあった三斎が数寄屋を建て池を作るなど手を加えた庭園です。

         八代

臥龍梅(熊本県指定天然記念物)
三斎手植えの梅と伝わる樹齢400年近くにある古梅で「八代から百花の魁となる人材出でよ」と三斎が念じながら植えたと伝わっています。

         八代

         八代


松井神社と隣接している八代市立八代第一中学校のグラウンドの一画に織田信長の供養塔があります。この場所は元は三斎の父細川幽斎の菩提寺泰勝寺のあった場所で信長の冥福を弔うために三斎が建てたものですが残念ながら学校の敷地内ということもあって訪れることはできませんでした(正門前にいた生徒さんに聞けば「先生に言えば行けるかも」と言っていましたが訪問時ちょうど学校行事中とのことだったので遠慮することに)。後に立ち寄った観光協会の方によれば市長に外部の人も信長の供養塔の参拝できるよう要請をしているそうなので微妙に場所を移され立ち寄れるようになることになるかもしれません。


            

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Author:けん
戦国武将にまつわる史跡と味のある建築探訪をテーマに暇を見つけては各地を彷徨っている40代前半の会社員(オッサン)です。ノスタルジックなもの・ローカル色強いものを好む習性があります。 


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